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2008-04

快眠ルーム、ハシビロコウ、「ペット・サウンズ」

 夕方から、汐留にあるホテルの撮影。眠りにこだわった快眠ルームというのがあり、エッセイストのYさんに体験取材してもらう企画。案内してくれたのは、浜口京子似の広報の女の子。気持ちの良い対応で、スムーズに撮影が進む。
 そのあと、Yさん、カメラマン、アシスタント君の4人で汐留シティセンタービルの「紅虎餃子房」で軽く飲む。Yさん、意外と飲める口らしい。酔ってもらっては仕事にならないので、ビール2杯でおしまい。上野動物園のハシビロコウの飼育員は、ハシビロコウにそっくりという話で盛り上がる。快活見えるYさんだが、心配事が多くて不眠症なのだという話は意外。また、一緒に飲みたい。素敵な女性だ。
 少し遅くなって帰宅。こどもは、リンゴ病に掛かっていて、真っ赤なホッペがかわいい。「そのリンゴ、食べさせて」とお願いすると、プィッと横を向かれる。
 伊坂幸太郎の「死神の精度」を読むが、いまひとつ。ビーチボーイズの「ペット・サウンズ」を聴きながら、就寝。

快眠ヨガ、「風花」、浅野いにお

 忙しい日が続く。昨日は「ヨガ」の撮影。快眠できるヨガを教えてもらう。簡単なポーズで、腹式呼吸をしながらのストレッチという印象だが、家に帰り、こっそりやってみると、意外とカラダにくる。普段、どれだけ筋肉を使っていないかということだ。毎日、続けてみよう。
 撮影のあと、久しぶりに下北沢で飲む。10年ほど前、学生時代の友人と飲んだ以来だろうか。若者が多くて、隔世の感。歳をとったんだなあって思う。
 でも、こぢんまりとした、主人がひとりで切り盛りしている居酒屋のカウンターで飲んでいると、歳をとるのも悪くないなと思えてくる。10年前、「桜鯛の刺身」「葉わさびのお浸し」「うどの酢味噌」をしみじみと美味しいと思えただろうか。学生気分を引きずり、未来への憂いと期待を抱えながら、バカな話に終始していたあの頃に、葉わさびのツンとくる辛みも、うどのほのかな苦みもわからなかったに違いない。
 終電ぎりぎりで帰る。混み混みの電車のなかで、川上弘美の新刊「風花」を開く。離婚の話が、切実に身に染みる。いつになく、今回の主人公は、川上弘美本人に似ているなあって思う。会ったことないけど。
 就寝前に、浅野いにおの「虹ケ原ホログラフ」を読む。久しぶりに、いいマンガに出会えた幸福。思春期の自暴自棄や残酷さをそのまま抱えて大人になった登場人物たち。絶望感がいい。カット割も見事だなあ。浅野いにおってどんな人なんだろう。

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プロフィール

Author:ナツメ
35歳。妻と娘(5歳)、義母の4人暮らし。職業はライター。趣味は読書、ジョギング、散歩。

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