テーブルクロス
飯田橋で出張校正があり、終わったのが17時。会社に戻りたくないから、そのまま直帰する。女房に電話して、池袋で待ち合わせしたのが18時。女房がテーブルクロスを替えたいというので、東武で物色する。せっかく無垢のダイニングテーブルを買ったというのに、汚れるからという理由でクロスをかけている。僕は反対だけど、義母も女房と同じ意見。木の温もりを感じたいから無垢を買ったのに、北欧スタイルなのに、汚れたっていいのに、と心でつぶやくだけで、意見はしない。誰も受け入れてくれないから。家族の平和のためだ。
19時前には帰宅。娘が「ただいま」と言って迎える。まだ、「ただいま」と「おかえり」の区別がつかない。昨日借りていたDVD『フライトプラン』を思い出し、一人小さな書斎にこもって観る。ジョディ・フォスターの母親役は板に付いている。ふっと目を離した瞬間、子供がいなくなる恐怖はよくわかる。きっと子を持つ親しかわからないかもしれない。数ヶ月前、東京ドームで、娘がいなくなったときは、血の気が引いた。すぐに見つかったけど、女房は泣き崩れていた。子供のためなら命を差し出してもいいと思う。
横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を読み終える。いい作品だったな。身勝手で自己顕示欲の強い悪人も出てくるが、著者の眼差しにはどこまでも温かい。血の通った生身の人間が、硬質な筆致で見事に描かれている。多くの悩みを抱え、決断を迫られながら生きている主人公は、等身大の僕らだ。ここ最近ではベストワン。
伊坂幸太郎の「無重力ピエロ」はまだ途中だけど、なんだかペースが落ちてしまう。横山秀夫と比べると、筆力不足が否めない。登場人物に陰影がない。洒脱な会話は上手だけど。この作家は、短編のほうがうまいのかもしれない。
夕食は、塩サバ、冷や奴、とろろ……。健康的な食卓だけど、最近、お腹が気になる。71.2kg。60kg代をめざそう。
19時前には帰宅。娘が「ただいま」と言って迎える。まだ、「ただいま」と「おかえり」の区別がつかない。昨日借りていたDVD『フライトプラン』を思い出し、一人小さな書斎にこもって観る。ジョディ・フォスターの母親役は板に付いている。ふっと目を離した瞬間、子供がいなくなる恐怖はよくわかる。きっと子を持つ親しかわからないかもしれない。数ヶ月前、東京ドームで、娘がいなくなったときは、血の気が引いた。すぐに見つかったけど、女房は泣き崩れていた。子供のためなら命を差し出してもいいと思う。
横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を読み終える。いい作品だったな。身勝手で自己顕示欲の強い悪人も出てくるが、著者の眼差しにはどこまでも温かい。血の通った生身の人間が、硬質な筆致で見事に描かれている。多くの悩みを抱え、決断を迫られながら生きている主人公は、等身大の僕らだ。ここ最近ではベストワン。
伊坂幸太郎の「無重力ピエロ」はまだ途中だけど、なんだかペースが落ちてしまう。横山秀夫と比べると、筆力不足が否めない。登場人物に陰影がない。洒脱な会話は上手だけど。この作家は、短編のほうがうまいのかもしれない。
夕食は、塩サバ、冷や奴、とろろ……。健康的な食卓だけど、最近、お腹が気になる。71.2kg。60kg代をめざそう。
豹が降ればいいのに
今年初めての真夏日を記録した。東京の梅雨は、湿気と室外機の熱気とが混ざり合っていて、すこぶり不快。毎年うんざりする。鹿児島の梅雨のほうが、しごくまっとうで健全なような気がする。
18時には仕事を終え、帰りにアイウェアの「フォーナインズ(999.9)」に立ち寄る。レンズとフレームがずれていたので、調整してもらう。店員は、ホテルのコンシェルジュのような対応。店の雰囲気もそんな感じだ。ここは、オーソドックスなデザインが多い。それでいて、機能的。一度、取材したとき、いかにメガネ業界が遅れているか、どこに我々の先見の明があったかを詳しく聞いた。バブル後の、小さなジャパニーズ・ドリーム。ニッチな分野って、きっとまだほかにもあるのだろうなって思う。あのとき対応してくれた広報の女の子の顔を思い出そうとしたが、うまく思い出せない。ただ、セルフレームのメガネがすごく似合っていたことは覚えている。
久しぶりに京浜東北線に乗る。途中、浦和方面でヒョウが降って、前に電車が詰まっているとアナウンスがある。雹ではなく、豹だったらいいなって思う。赤羽に着いて、空を見上げると不穏な雲。天気に翻弄されている。なんとなく心地良い。
「てもみん」で20分コース。肩と背中のコリをほぐして帰宅。夕食は、天ぷら。カボチャとサツマイモをメインにするのは、いかにも女房らしい。話題は、この夏の家族旅行。場所は北海道。ずいぶんな出費になりそう。モエレ沼公園に行きたい。それだけでいい。
布団の上でローリングを繰り返す娘の隣で、横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を読んで就寝。最近、仕事でマンガばかりを読んでいたから、小説の面白さに圧倒される。マンガってわかりやすいけど、単純なものも多い。「わかりやすさ」と「単純」は違う。「クライマーズ・ハイ」の人間関係って、思い当たる節がいっぱい。中間管理職の悲哀、よくわかる。
18時には仕事を終え、帰りにアイウェアの「フォーナインズ(999.9)」に立ち寄る。レンズとフレームがずれていたので、調整してもらう。店員は、ホテルのコンシェルジュのような対応。店の雰囲気もそんな感じだ。ここは、オーソドックスなデザインが多い。それでいて、機能的。一度、取材したとき、いかにメガネ業界が遅れているか、どこに我々の先見の明があったかを詳しく聞いた。バブル後の、小さなジャパニーズ・ドリーム。ニッチな分野って、きっとまだほかにもあるのだろうなって思う。あのとき対応してくれた広報の女の子の顔を思い出そうとしたが、うまく思い出せない。ただ、セルフレームのメガネがすごく似合っていたことは覚えている。
久しぶりに京浜東北線に乗る。途中、浦和方面でヒョウが降って、前に電車が詰まっているとアナウンスがある。雹ではなく、豹だったらいいなって思う。赤羽に着いて、空を見上げると不穏な雲。天気に翻弄されている。なんとなく心地良い。
「てもみん」で20分コース。肩と背中のコリをほぐして帰宅。夕食は、天ぷら。カボチャとサツマイモをメインにするのは、いかにも女房らしい。話題は、この夏の家族旅行。場所は北海道。ずいぶんな出費になりそう。モエレ沼公園に行きたい。それだけでいい。
布団の上でローリングを繰り返す娘の隣で、横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を読んで就寝。最近、仕事でマンガばかりを読んでいたから、小説の面白さに圧倒される。マンガってわかりやすいけど、単純なものも多い。「わかりやすさ」と「単純」は違う。「クライマーズ・ハイ」の人間関係って、思い当たる節がいっぱい。中間管理職の悲哀、よくわかる。

